マザー・テレサ
2年前くらいから気になっていた映画『マザー・テレサ』を観た。
私は彼女の知識がなくて、始めのシーンで舞台がインドだということに驚いた。
また、インドだ‥‥
ここ最近、私はインドに関することばかり引き寄せられる。
この映画、マザー・テレサの苦労の1/10くらいしか語れていないと思うが、号泣してしまった。
まさにブッダと同じである。
お金、社会、名誉、組織、地位、そんなもの全てなくして、無常の『愛』を注ぐ。
人間、これが本当に本当に一番大事じゃないか。
ブッダでそれを学んだのに、私はまた生活にのまれ、今朝TSUTAYAの開店時間前に間に合わずCDを3枚延滞してしまったことにキーキーなっていた。お金がないのにー3分遅れただけで600円も取るのかーキーッ‥と。
マザー・テレサを観たらなんとも愚かでそんなのどうでもいい(笑)
よく「ブッタだの、キリストだの、マザー・テレサだの、神だの、それって宗教でしょ?理解できない。怪しい。おかしい。変なの。そういう系?洗脳されてるね。影響受けすぎ」という人がいるけれど、よく考えてほしい。
『愛』を訴えるひとが怪しいのか。おかしいのか。
それもよく考えずに、お金を欲に任せて自分のために、時には無駄に使い、家族に優しくできず、困ってる人は見過ごし、落ちてるゴミは拾わず、他人に腹を立て、無理にニコニコ笑っている。
こんな人間の方がおかしくないのかなぁ。
私は宗教に入ることはしない。
ただ先人たちに感銘を受けているだけ。
生きていることは奇跡だという。じゃあ生まれたからには善をつくす。慈悲を。
『善』という言葉でさえ嘘っぽいイメージのこの時代です。
マザー・テレサ(本人)
【マザー・テレサの言葉】(一部)
・女性特有の愛の力は、母親になったときに最も顕著に現れ、神様が女性に与えた最高の贈り物―それが母性なのです。
・子ども達が愛することと、祈ることを学ぶのに最もふさわしい場が家庭であり、家庭で父母の姿から学ぶのです。家庭が崩壊したり、不和になったりすれば、多くの子は愛と祈りを知らずに育ちます。家庭崩壊が進んだ国は、やがて多くの困難な問題を抱えることになるでしょう。
・愛の反対は憎しみではなく、無関心。
・この世で最大の不幸は戦争や貧困などではない。寧ろそれによって見放され、“自分は誰からも必要とされていない”と感じる事。
・銃や砲弾が世界を支配してはならない。大切なのは愛である。
・愛は、それぞれの季節が実らせる果実といえます。
・日本人はインドのことよりも、日本のなかで貧しい人々への配慮を優先して考えるべきです。愛はまず手近なところから始まります(1981年4月、初来日の際)。
・私は受賞に値するような人間ではないけれど、世界の最も貧しい人々に代わってこの賞を受けます(ノーベル平和賞授賞式でのスピーチ)。
・帰って家族を大切にしてあげて下さい(ノーベル平和賞受賞の際、インタビューで「世界平和のために私達はどんな事をしたらいいですか」と問われて)。
愛されるより愛すこと。
たっくんも言ってた
「自分に尽くすより他人に尽くす」。
私は自分が何を出来るのか、もうちょっと考えたいと思う。
by naco-art
| 2010-07-31 13:23